ハクビシンの性格は?好きな食べ物やすぐに出来る被害対策とは?

この記事は約6分で読めます。

スポンサーリンク

 

近ごろ都市部での目撃数も増えたハクビシン、どんな動物か知っていますか?動物の生態から被害状況までご紹介します!

年間30回以上動物園に行くほど動物好きな当メディア管理人が、ハクビシンの性格などについてお伝えします。

スポンサーリンク

ハクビシンの生態

ハクビシンの生態

ハクビシン(Masked Palm Civet)とはネコ目ジャコウネコ科に属する動物で、漢字で白鼻芯と書くように、額から鼻にかけての白い鼻筋が特徴です。この白い鼻筋は、ハクビシンとよく間違えられるタヌキやイタチには見られないため、見分けるためのポイントでもあります。

大きさは、体長50~75センチ、体重3~6キロの体に40~65センチの長い尾が生えた胴長短足の体型です。オスはメスよりも大きいことが多いですが、ネコより大きく中型犬よりは小さいといったところでしょうか。アジアの西から東まで広い範囲に適応し、パキスタン、インド、ネパール、チベット、中国、ミャンマー、タイ、マレー半島、インドネシア、台湾の森林地帯に生息しています。

森林地帯とはいっても、落葉樹林や常葉樹林、熱帯雨林など多様な環境に生息することが分かっており、かなりの環境適応能力があるようです。森林地帯以外に、低地や山地で生息するハクビシンは近年人里や市街地、そしてあの大都会東京の住宅地にも表れており、問題となっています。

体は全体的に灰褐色や褐色、黒褐色の毛で覆われています。運動能力がとても高く、排水管などをつたって垂直に登ったり、1メートル近くジャンプしたりすることができます。

また、電線や柵の上など細い所でも尻尾でバランスを取りながら綱渡りのように歩く姿も見られていることから、民話の“ぶんぶく茶釜”はタヌキでなくハクビシンがモデルだったのではないか、という説もあるのです。

ハクビシンの生活は基本的に単独行動で、1日のほとんどを木の上で生活します。そのため、足の裏に毛は生えておらず、滑らない構造になっています。



スポンサーリンク


ハクビシンの生活、好きな食べ物

ハクビシンの生活、好きな食べ物

ハクビシンは夜行性の動物で昼間は巣穴で休み、夕方から夜、朝方にかけて活動します。巣穴は自分で穴を掘ったり枝を集めたりして作るわけではなく、木の洞や岩場、タヌキなど他の動物が使っていた巣穴、民家の屋根裏、軒下などを利用します。活動時間になると巣穴から出てきて、食べ物を探します。

ハクビシンは雑食性で果実や種子、カエルやヘビなどの爬虫類、バッタやミミズなどの虫、カニやザリガニなどの甲殻類、ネズミ、鳥、鳥の卵など様々なものを食べることが分かっています。里山や住宅地に住むハクビシンは、果樹園や畑で栽培されている果実や野菜や、ゴミ捨て場の生ゴミもあさって食べてしまうことから、獣害として駆除されているようです。

中でも、ハクビシンは甘いものが特に好きなため、イチジクやバナナ、マンゴー、ミカン、カキなどを栽培する果樹園や家庭は被害が大きいようです。しかし、こうした被害を及ぼすハクビシンを見つけたからと言って、自ら捕まえに行ったり追い払おうと近づいたりするのはやめましょう。

ハクビシンの性格

ハクビシンの性格

flickr photo by Tony Hara

ハクビシンは基本的に、人間を見たからと言って噛もうとしたり襲ったりする行動はとらないほど、臆病でおとなしい性格をしています。通常なら人間を見かけたらさっさと逃げていくでしょう。

しかし相手は野生動物です。ペットのように人間に可愛がられているわけでも馴れているわけでもないので、野生動物特有の攻撃性は持っています。正確に言うと、自分を守って生き抜く力が備わっている、と言った方が正しいかもしれません。人が襲ってきそう、身の危険を感じる、反撃しないと危ない、と感じたらもちろん噛んだり引っ掻いたりして反撃してくることでしょう。

ハクビシンの歯や爪は鋭く反撃してくる可能性があること、また、野生動物特有の感染症を持っていたり寄生虫が体にいたりする可能性があることから、人はもちろんペットの散歩中にも野生動物との接触は避けましょう。

そのうえ、実は法律上も野生動物であるハクビシンは捕獲できないことになっているのです。

日本の野生動物は、鳥獣保護法という法律によって保護されています。ハクビシンの場合は、日本に古くからいた動物なのか外国から輸入されて野生化した動物なのか曖昧なところがありますが、具体的に被害が報告されて県や市への捕獲申請が許可されない限り、捕まえてはなりません。

ハクビシンの被害

ハクビシンの被害

ハクビシンの被害は、大きく分けて農業被害生活被害の2種類に分かれます。1つ目の農業被害は、主に果樹園や畑で農家の方が売り物として育てている作物がハクビシンに食べられてしまうという被害です。

ハクビシンは甘いものが大好きなため、特に果樹園の被害が多いようです。中には飼育しているニワトリやウズラ、コイ、キンギョが食べられる被害もあるようです。対策としては敷地を電気柵や柵で囲むことがあげられます。しかしハクビシンは、高い柵によじ登ったり近くの木に登ったり細い隙間から侵入したりできるので、柵の劣化などを考えると柵で完全に被害を防ぐのは難しいかもしれません。

2つ目は生活被害です。生活被害とはいえその被害は多様で、主に騒音、異臭、害虫、衛生面、住宅の被害があげられます。これは、野生のハクビシンが屋根裏や天井裏、軒下に侵入して棲みついてしまうことが原因です。

ここで具体的な被害例をいくつかご紹介します。

  • 夜行性であるハクビシンが夜中に天井を駆け回って、うるさくて眠れない。
  • 住みかにしてしまった住宅の屋根裏や天井裏で糞尿が溜まって匂いがひどいうえ、天井にシミができてしまう。
  • ひどい場合には溜まった糞尿で木が腐り、重さで天井が抜け落ちてしまう。
  • 溜まった糞尿が原因でノミやダニなどが繁殖し、住人が刺されるという健康被害が出ている。
  • 住宅の断熱材がボロボロに破壊され、中でハクビシンが子育てをしている。
  • ゴミ捨て場のゴミがあさられて不衛生な状態が続き、常に異臭がする。

などがあげられます。

ハクビシン対策

ハクビシン対策

flickr photo by Kabacchi

対策には物理的な対策と、ハクビシンの生態を利用した対策があります。物理的な対策としては、

  • 屋根裏や天井裏に登れるような高い木の枝を切る。
  • 煙をたいて追い出した後侵入口の隙間を金網でふさぐ

ことがあげられます。

ハクビシンの生態を利用した対策としては、

  • 目隠しになるような敷地内の雑草を刈る。
  • ペットの食べ残しや庭にある果樹から落ちた果実を放置しない。
  • お墓へのお供え物を放置しない。
  • ゴミ出し時間を守る。
  • ハクビシンが嫌いなにおい(にんにく、木酸酢、石油)を侵入口付近に設置する。
  • ハクビシンが嫌う超音波が出る機械を住宅に設置する。

ことがあげられます。

しかし、法律によって捕まえることが禁止されていることもあり、個人でできることには限りがあります。被害を繰り返さず確実に解決してもらうためにも、ハクビシンの生態をよく理解した害獣駆除専門業者に依頼するのも手かもしれません。

ハクビシンも一生懸命子育てをして生きているので駆除となるとかわいそうな気もしますが、直接被害にあわれた農家の方や住みつかれてしまった住民の方からすれば迷惑なだけです。

お互いが同じ場所で生きているという単純な事なのですが、人と動物が本当の意味で“共生する”というのは本当に難しいことだとひしひしと感じます。近年は、動物が山から下りてきて人が被害を受けるという事例が多くなっているように感じます。

自然のバランスと人間の生活とのバランスの狭間で、野生動物も彼らなりに知恵を振り絞って必死に生きているのでしょう。土地の狭い日本という土地で共生していくためには、人間側もすこしの理解を示していく必要があるのかもしれませんね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

この記事があなたの暇つぶしに少しでも繋がったら拡散お願いします!

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます。

コメントを残す